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宝石は、いかなる衣(ころも)を纏っても、その上で同じように輝く…
多くの人が語り継ぎ、聴き続けてきたロック変革期の名曲は、
まさに極上の宝石である事に疑いない。
しかし、この音楽大量消費時代の中で、ましてや未知のウイルスに
襲われた突然の不毛の時代の年に、そんな神話が通じるのだろうか?
その疑問と同時に、それならばいっそ思い切り新しい衣の上に
宝石を飾りつけたらどうなるのか?
この不毛不幸な年ののある日、Decembersの二人が、
同時にふと思った事が、このアルバムのきっかけだった。
胸ときめく冒険であるが、それ以上に不安を伴う行為だった。
だが、その不安を嘲笑うかのように、宝石たち、つまり名曲たちは、
頑強な身体から光を発し続けた、Love & Peaceの時代の
扉を開いた名曲それぞれは、同じ時代のFreeという言葉まで思い出させた。
宝石、それもとびきり固い宝石だった。

(2020年10月)


誰にも描けない世界は今ピカソサマー
誰にもわからない2人は今ピカソサマー
誰にも変えられない未来は今ピカソサマー
…俺たちは滅びてゆくのかもしれない